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明石寺について

篠栗霊場第四十三番札所
源光山 光明密院 明石寺
本尊八苦除千手観世音菩薩
境内に大厄除波切不動明王を
祀る厄除招福の寺。
災いが除かれ、多くの幸せが
訪れるよう、御宝前において
厄除祈願をはじめ様々な
祈願が日々行われています。
初参りや七五三等の通過儀礼
厄年を迎えた時にはどうぞ
当山へご参拝ください。

厄除招福の仏様

数多の手と宝具を持ち
人々の災いを除き
福を与えてくれる仏様

常は本堂の最奥に祀られる明石寺の本尊千手観世音菩薩様。新年と夏の祭礼の際には御開帳されています。千手観世音菩薩様は多くの手と宝具を持つ仏様であり、観音様の中でも殊にお力をお持ちの仏であることから、蓮華王と呼ばれることもあります。当山の本尊は、八苦除の千手観世音菩薩様と呼び親しまれ、種々の苦を除き、種々の福徳を与えて下さる仏として信仰されてきました。皆様の災いが除かれ、多くの福が訪れますようどうぞ祈願に訪れてみて下さい。

降りかかる災いを除き
己が進むべき道を切り
開いてくださる仏様

当山の境内に高く聳え立つ厄除波切不動明王様。真言宗の祖である弘法大師様が自身の守り仏として、生涯大切に拝まれたといわれる仏様でもあります。当山の波切不動明王様も、参拝される方の困難な道を切り開き、災いを除いてくださいます。十メートルはあろうかというこの不動明王様を下から見上げて己を省みれば、自分の弱い心をを叱ってくれる父親のように感じることができるでしょう。悩まれた時、道に迷われた時は当山のお不動様に問いかけてみてください。

明石寺の境内

明石寺の本堂へは仁王様が守護する福徳門をくぐり坂を上がるか、男性の金剛門又は女性の胎蔵門をくぐって、各々男性は四十三段、女性は三十三段の男女の大厄の歳の数だけある厄除の石段を登ることで辿り着きます。本堂左の大不動様の下に護摩堂があり、毎月28日の御縁日に暗闇の中で護摩祈願が行われています。本堂裏には西国三十三観音霊場のお砂踏があり、順に進むと光明閣へ続きます。「風と祈りの道」と名付けられたこの巡礼道には風車や風鈴があちこちにあり、風を感じられる場所となっています。光明閣には大日如来の石碑の他、干支の守り仏様や男石、女石が祀られており、干支参りや男女の良縁の御利益を求める方がお参りに訪れます。

上階にはぼけ封じ観音様もお祀りされています。鐘楼堂の鐘は巳年に鋳造されたもので、「巳成金」や「実の成る金」、もしくは「実の成る鐘」という意味があり、参詣者が金運に恵まれて努力が実りますようにとの願いが込められ、参詣者も撞くことができます。本堂の右には明石寺宿坊大日屋旅館が古くから営まれ、今では様々な方の御宿泊や、御祝い、法事のお食事等も行われており、昼間に営業しているお寺喫茶~楓~は一般のはもちろん参詣者や御檀家さんが寛げる憩いの場にもなっています。篠栗霊場の中心部に位置する明石寺。四季折々に美しい自然とお寺の空気を五感で感じてみてください。